5.5号機になって変わったこと2回目をやっていきます。
今回は高ベース台だらけになった理由を解説していきます!
1回目はこちらです→5.5号機とは①?純増2枚規制、ペナルティ規制を解説!
パチスロをパチンコ屋に設置するには保通協という国が認める試験機関で合格しないと設置できません。
保通協では実際に台を打って出過ぎていないか、出なさ過ぎてないかを試験しています。
目次(タッチでジャンプ)
ランダムな押し順試験の変更
今回変わった試験の変更点はこれです↓
ランダムな押し順で行っていた試験を遊技者が最も損をする打ち方で行うように変更する!
→結果的に低ベース(1000円で30Gしか回らない台)のAT機は作れなくなった。
この試験方法変更により、低ベースのART機(千円で30Gしか回らないとか)は作れなくなりました。
なんで低ベースの台が作れなくなったのか?順を追って説明します!
なぜ低ベースの台しか作れなくなった?
試験では、以下の3つの押し方をして最大出率(120%)以下、かつ最低出率(55%)以上にならないといけませんでした。
A:成立した小役を全部取る押し方(押し順ベルも全て取る)
B:遊技者が考えうる最もメダルを多く取れる打ち方
C:完全ランダムな打ち方(①左→中→右、②左→右→中、③中→左→右、④中→右→左、⑤右→左→中、⑥右→中→左、を①~⑥を順番に変えていくイメージ)
この中の
「C:完全ランダムな打ち方」を「C:遊技者が出来る範囲で最も出率が下がる打ち方」
に変更しました。
通常時は左から押して小役も取りこぼすし、AT中は押し順を無視しまくる、そんな押し方です。
それで今ままで通り「出玉率55%を下回ってはならない!」となりました。
たかだか出率55%ですよ?
55%というのは100枚投入した時に、55枚の払い出しがあれば良いだけです。
ちょっと考えて欲しいのですが、ハーデスのような旧AT機って出玉率55%だったら超えてそうじゃないですか?
ざっくり計算すれば100枚投入してで52G程度回せれば55%を超えます。
( 155 / 3 = 約52)
ハーデスも100枚で60G以上回ります。
じゃあなんでハーデスのような台を出せないか?
保通協の出玉試験はリプレイを0枚投入、0枚払い出しと計算する!
保通協は、リプレイを0枚投入、0枚払い出しと計算します。
普通に打ってる分には、リプレイも3枚ベルもユーザーとしては全く同じように見えるのですが、
保通協の試験では3枚払い出しのベルとリプレイは全く意味が違うんです。
もしリプレイを3枚投入、3枚払い出しを計算してくれていればハーデスは今まで通り適合していたはずです。
ハーデスって左から押してる限りほぼリプレイしか揃わなかったですよね?
結果的にこの試験方法変更によって、ハーデスの出玉率は0%に近い数字になってしまい、
下限55%以下になり、試験に合格できなくなりました。
100枚使った時にリプレイは沢山揃っても小役が1回も揃わなかった場合、出玉率は0%になります。
なのでハーデスのような左から押したら小役が揃わない台は作れなくなったんです。
じゃあどうすれは試験に合格する?
どこから押しても小役がそこそこ揃う台にする
それを回避するために、通常時にどこから押してもそれなりにベルが成立するしかありませんでした。
その結果、ガルパンや北斗の拳強敵が登場したという訳です。
ちょっと難しい話ですがどうだったでしょうか?
5.5号機について
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