パチスロの出玉試験は以下の3種類の試験が行われると思われる。
【シミュレーション試験】
毎遊技で獲得できる最大の枚数を獲得する試験。
【試射試験(遊技者と同じ打ち)】
遊技者が遊技する打ち方の中で最も出玉が獲得出来る打ち方
【試射試験(遊技者と同じ打ち)】
遊技者が遊技する打ち方の中で最も出玉が獲得出来ない打ち方
この中でシミュレーション試験は、毎遊技で獲得できる最大の枚数を獲得します。
小役は全て揃えますしボーナスも最速で揃える。
素直に作ると出玉率がものすごく高くなってしまい、まともな出玉率の台が作れなくなります。
そこで出てくるのが様々な出玉対策です。
「小役はこぼさない。ボーナスも最速で揃える。」
というものを逆手に取ったスペックを登載しています。
今回はシミュレーション試験対策を紹介します。
シミュレーション試験対策1:ギャップMB
<ギャップMB>
皆さんは「魔法少女まどか☆マギカ(メーシー)」や「戦国乙女(オリンピア)」などの機種を遊技したことはありますか?
これらは、「MB」を搭載しており、1Gないし2Gで終了します。
このMB作動中は小Vベル、小山ベル、右上がりベル、右下がりベルが揃います。
そしてMB中は、あえて枚数が少ない枚数を1回取得してから、その後、枚数の多いほうを取得し終了します。
この2機種でいうと「MB」の終了条件は「13枚を超える払い出しで終了」となっており、
普通に遊技している場合は14枚をとって終了。
ART中などであれば、変則押しで13枚をとって、次ゲームで14枚をとる。という仕様です。
ですが、シミュレーション試験であれば“毎遊技、最大の枚数を取得する”ので、
最大でとれる14枚をとって、1Gで終了します。
13枚を取ってから14枚を取るほうが圧倒的に出玉率は上がりますが、
シミュレーション試験では、逆に出玉率が下がってしまうのです。
ギャップMBは最初はストリートファイターだったと記憶しています。
その後にまどまぎなど、多くの機種に搭載されたのでイメージしやすい試験対策です。
シミュレーション試験対策1:ゼロボ
通称“ゼロボ”と呼ばれるものです。
2枚掛け2枚払い出しのような純増枚数が0枚の遊技を数回行い終了するボーナスです。
主に純増が3.0枚クラスの高純増AT機に搭載されていますが、
基本的にこのボーナスは遊技者は遊技することはありません。
ですが、シミュレーション試験では、成立した瞬間にボーナスを揃えます。
ということは、遊技者が遊技する状態(リプレイ確率が高い状態)を遊技せず、
獲得枚数が0枚のボーナスが揃って、終わってまたボーナスを揃えて…
ということを繰り返すので出玉率は大きく伸びません。
高確率で成立するボーナスを登載。
ボーナスは揃えなかったら、リプレイ確率が上昇して、ハズレを埋めることでゼロボ状態にならないように対策。
結果的に、シミュレーション試験では成立したゲームで揃うボーナスですが、ホールではほぼ揃わないようになっていると思われる。
SACが代表的な台だと思いますが、リプレイ確率が高い台という特徴になるはずです。
「ゼロボ」と言われてもゼロボ自体がホールでは揃わない前提なので、イメージがつきにくいですよね・・。
シミュレーション試験対策1:ベルこぼし
ベルやシングルボーナスなどを取りこぼしたときに出現する特定の出目でリプレイ確率を変える手法です。
今では多くの機種に搭載されている手法で、シミュレーション試験では必ず小役を取得する、
という仕様を逆手に取り、シミュレーション試験では必ずRTやARTに行かないようにしています。
よくボーナス後にリプレイ高確率状態に突入させる目に、ベルこぼし目を経由させる台が沢山あるのでイメージがつきやすいです。